世界35カ国で消灯温暖化防止訴え(産経新聞)
2008.3.29 20:07
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28日のシドニーの夜景(上)と、消灯中の29日のシドニーの夜景(ロイター=共同) 地球温暖化対策の啓蒙(けいもう)活動として環境団体が計画した消灯イベント、「EARTH HOUR」が29日、アジア、太平洋諸国で始まった。各国現地時間の午後8時から1時間、電気を可能な限り使用しないという試みで、最終的に欧米を含む世界35カ国370以上の街が参加する見通しだ。
オーストラリアのシドニーでは観光名所のハーバーブリッジやオペラハウスの照明が消え、レストランではろうそくが灯された。企業や一般家庭も参加し、消灯のほかテレビやコンピューターの電源が切られた。同イベントはタイ・バンコクなどアジアでも実施、デンマーク・コペンハーゲン、カナダ・トロント、米シカゴ、サンフランシスコなど欧米でも行われる。
同イベントは昨年3月にシドニーで初めて実施され、温室効果ガスを10%削減する効果があったという。(シンガポール 藤本欣也)